京都人がすすめる世界遺産「上賀茂神社」の見どころと楽しみ方

京都人がすすめる世界遺産「上賀茂神社」の見どころと楽しみ方

世界遺産・上賀茂神社は、片岡愛之助さんと藤原紀香さんが厳かな挙式を挙げたことでも知られる、格式高い神社です。

そんな上賀茂神社ですが、私にとっては子どもの頃からずっと身近な存在でした。

小学生の時に上賀茂で暮らしていた私にとって、ここは「遊び場」のひとつ。

この記事では観光ガイドにはあまり載らない、京都人の距離感だからこそ見えてくる上賀茂神社の見どころと楽しみ方を紹介します。

目次

上賀茂神社とは

上賀茂神社とは

上賀茂神社は、紀元前から続く京都最古級の歴史を誇る神社です。

正式名称は「賀茂別雷神社」(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。

境内北側にそびえる円錐形の山「神山(こうやま)」をご神体とし、その麓に降臨された「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」を御祭神としてお祀りしています。

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賀茂別雷大神は雷をも操る強大な力を持ち、厄除けや農耕、水の神様として広く信仰されてきました。

そんな上賀茂神社の精神を象徴する、ある雨の日のエピソード。

激しい雷雨に見舞われあたりが騒然とするなか宮司さんが現れ、「今日は神様もお喜びですね」と穏やかに仰いました。

雷を恐れるのではなく、祝福として受け止めるのは上賀茂神社ならではですよね。

上賀茂神社の基本情報

住所:〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339
営業時間:二の鳥居 5:30〜17:00
電話番号:075-781-0011
HP:https://www.kamigamojinja.jp/

上賀茂神社の見どころ

上賀茂神社の見どころ

紀元前から続く京都最古の神社である上賀茂神社。

その広大な境内には、国宝の本殿をはじめ、自然と歴史が調和した見どころが数多く点在しています。

ここでは私が子供の頃から慣れ親しんできた、上賀茂ならではの「神聖かつ穏やかな風景」を、参道の入り口から順にご紹介します。

それでは、さっそくご案内していきます。

芝生と白砂が広がる参道「一の鳥居〜二の鳥居」

両側に芝生、中央に白砂がまっすぐ続く上賀茂神社の参道

一の鳥居をくぐると、二の鳥居まで真っ直ぐに続く長い参道と、その両側に広がる大きな芝生が目に入ります。

ここは市民の憩いの場でもあり、私にとっても幼い頃に両親とピクニックを楽しんだ思い出の場所。

参道の中央には、真っ白な砂利(白砂)が敷き詰められています。

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子どもの頃、ここを歩くといつも靴の中に小さな石が入ってしまい、「歩きにくいなぁ」なんて思っていたものです。

まっすぐに伸びる白砂の道と青々と広がる芝生のコントラストは、他ではなかなか見られない上賀茂神社ならではの絶景です。

神様に仕える神馬「神山号」

上賀茂神社のご神馬「神山号」

境内で大切に飼育されている神馬「神山号」は、上賀茂神社ならではの存在です。

神馬は神様の乗り物とされ、神事の際には重要な役割を担います。

現在の「神山号」は十代目。もとはJRAで活躍していた競走馬です。

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神山号の現役時代の名前は「シリコンフォレスト」(2005年2月10日生まれ)です。

ただし、いつでも会えるわけではありません

常日頃は地元の京都産業大学馬術部の厩舎で過ごし、神社へは日曜・祝日や祭事の日だけ「出勤」してきます。

神馬舎にいるタイミングなら餌やりもできるので、ぜひニンジンをあげてみてください。嬉しそうにもぐもぐ食べる姿に、思わず頬がゆるみますよ。

御神体・神山を表す「立砂」

神様の依代「立砂」

二の鳥居をくぐると、正面の細殿の前に、円すい形の砂山がふたつ並んでいます。

これが上賀茂神社の象徴ともいえる「立砂」

御神体である神山(こうやま)を表したもので、神様をお迎えするための“目印”のような存在です。

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立て砂の頂上に挿されている松の葉にも注目!細殿に向かって右に二葉、左に三葉挿されています。

これには、陰陽道の考え方から偶数と奇数を合わせて、神様の出現を願うという意味が込められているそうです。

さらに、立砂のまわりの砂には箒で丁寧に掃き入れた「箒目(ほうきめ)」がついています。

均整の取れた立砂と乱れのない線が合わさって、ここが神域だと自然に伝わってくる景色です。

上賀茂神社の象徴「楼門」

鮮やかな朱塗りの楼門と玉橋

上賀茂神社の写真として、誰もが一度は目にしたことがあるのがこの「楼門」ではないでしょうか。

この楼門は「重要文化財」に指定されています。

新緑や青い空の中でパッと目を引く鮮やかな朱色は、まさに神社の顔。

この色には魔除けの意味があり、同時に大切な建物を守る役割も果たしています。

楼門の手前には、清らかな「御物忌川」が流れ、そこには「玉橋」という美しい橋が架かっています。

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ここは、絶好のフォトスポットです。

楼門の朱色、空の青、周囲の木々の緑。

そのコントラストはどこを切り取っても本当に美しいです。

玉橋の手前から、この神聖な佇まいをぜひ写真に収めてみてください。

上賀茂神社の国宝「本殿と権殿」

拝殿。国宝の本殿と権殿はこのさらに奥にある

上賀茂神社の中心に並び立つのが、国宝の「本殿」と「権殿」です。

21年ごとの式年遷宮の際、神様が一時的に移られる仮住まいが「権殿」で、同じ形の建物が二つ並ぶ姿は圧巻です。

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ただ、この国宝の建物は一般の参拝所からはよく見えません。

そこでおすすめしたいのが「特別参拝」です。

実は私も成人式の際、神域とされる「内庭」まで入り参拝させていただきました。

当時はその凄さを分かっていませんでしたが、今振り返ると、門の外とは空気の「密度」が全く違いました。

門の外から眺めるだけでなく、一歩中へ入るだけで心がすーっと澄んでいくあの清々しさを肌で感じられるはず。

ぜひ、神様に最も近い場所でしか味わえない空気感に触れてみてください。

上賀茂神社の特別参拝

時間:10:00〜16:00
料金:500円

恋愛祈願に効果抜群!「片岡社」

ハートの絵馬がたくさん奉納されている片岡社。縁結びの神様

楼門のそばに佇む「片岡社」は、御祭神のお母様を祀る女性に大人気のスポット。

参拝時にぜひ注目してほしいのが、15個もの神楽鈴が付けられた御鈴です。

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紐を引くと「シャラシャラ」と驚くほど繊細で清々しい音色が響き渡ります。

紫式部も通ったといわれるこの社では、ハート形の絵馬も人気です。

そこには、彼女が「朝露に濡れてもいいから、待ち遠しい誰かを待っていたい」というひたむきな恋心を詠んだ和歌が記されています。

「素敵なご縁を結びたい」方はもちろん、忙しい毎日の中で「誰かを大切に想うピュアな気持ち」を取り戻したい方にも、ぜひ訪れてほしい場所です。

境内のパワースポット「岩上(がんじょう)」

片岡社のすぐそばに、注連縄が巻かれたゴツゴツとした岩肌の一角があります。

見過ごしてしまいそうなほど周囲に馴染んでいますが、実はここが神社で最も重要な場所の一つ「岩上」です。

ここは葵祭の際、宮司様が天皇の使い(勅使)と向き合い、祝詞を述べる極めて神聖な儀式の場。

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神様が降り立ったとされる「神山」と繋がっており、神様と人とが心を通わせる「通路」ともいわれています。

社殿のような華やかさはありませんが、そこだけ時が止まったような不思議な空気感は、まさに「気」が集中するスポット。

本殿参拝の後はぜひ足を止め、古代から続く圧倒的なエネルギーを肌で感じてみてください。

曲水の宴の舞台「渉渓園(しょうけいえん)」

日陰が多く、苔むしており、趣がある渉渓園

本殿参拝後、多くの人はそのまま戻ってしまいますが、実は川沿いの奥にある「渉渓園」が隠れた名所

ここは平安貴族が和歌を詠んだ「曲水の宴」を再現するために造られた庭園です。

子供の頃の私にとって、ここは苔むした木々が生い茂り、どこか「入ってはいけない場所」のような、少し怖さを感じるほどの静けさが漂う特別な場所でした。

現在は毎年4月、色鮮やかな装束を纏った歌人が川辺で歌を詠む「賀茂曲水宴」が行われます。

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夏でもここだけは不思議とひんやりとした風が吹き抜け、日常を忘れさせてくれるはず。

深い深呼吸をしたくなるような、自分だけの穏やかな時間を過ごしてみてください。

水の音に癒される「ならの小川」

子供の頃、夏の遊び場だった「ならの小川」

渉渓園の静寂を抜けると、「ならの小川」に出ます。

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ここは私にとって、放課後友達と素足で水に入り、時間を忘れて遊んだ夏の遊び場です。

しかし単なる遊び場ではなく、百人一首にも詠まれた古の聖地でもあります。

かつての歌人は、この川で行われる「みそぎ」の光景を見て、夏の終わりを感じました。

半年の罪や穢れを洗い流す神聖な川として、今も清らかに守られています。

実際に川べりに立ってみると、水の音と木々を抜ける風がとても心地よく、歩き疲れた体もリセットされるようです。

参拝の締めくくりに、ぜひこの川の清らかな空気感に触れてみてください。

上賀茂神社で手に入れたい特別な「お守」や「おみくじ」

上賀茂神社で手に入れたい特別な「お守」や「おみくじ」

参拝を終えたら、ぜひ手にしてほしいのが上賀茂神社ならではの授与品です。

空の神様、勝利の神様としての顔を持つこの神社には、他の場所ではなかなか出会えない、個性的で心強いお守が揃っています。

今回は、中でも元CAの私や身近な専門職の人たちが大切に持っている、信頼のお守たちを中心にご紹介します。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

CA志願者にも絶大な人気!「航空安全守」

CA受験の時から大切にしている航空守り。現在は少しデザインが変わっている。
これは以前のデザインのものです

数ある授与品の中でも、航空業界を目指す方や関係者の間で知られているのが「航空安全守」です。

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実は私、元CAなのですが、受験生の頃からこのお守りを大切に持っていました。

実際にフライトするようになってからも、バッグの中に忍ばせている同僚をよく見かけたものです。

なぜ空の安全なのか。

それは、御祭神の「雷」が空を割って現れることに由来し、空を司る神様としても信仰されているからです。

お守りには可愛らしい飛行機の刺繍が施されており、カラーは爽やかな水色とピンクの2種類。

CAを目指す方はもちろん、飛行機アイテムが好きな方や旅の安全を願う方にもぴったりのお守りです。

パイロットも密かに願掛け!「雷除守」

航空安全守と並んで、パイロットが信頼を寄せているのが「雷除守」です。

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実は私の身近なパイロットも、フライトの安全を願って大切に持っています。

飛行機にとって落雷はもっとも避けたい事態。空を司る神様の力に守ってもらいたいという、プロの切実な願いが込められています。

このご利益は、私たちのデジタルな生活にも欠かせません。

例えば、落雷による家電の故障や、PCデータの消失

実際に、精密機器メーカーやIT関係の仕事に携わる方がこのお守りを授かっていくことも多いのだとか。

旅の安全を願う方はもちろん、仕事の大切なデータや家電をトラブルから守りたいという方にとっても、これ以上なく心強い味方になってくれるはずです。

サッカー日本代表のエンブレムでもお馴染み!「八咫烏(やたがらす)みくじ」

八咫烏のおみくじ。八咫烏の中におみくじが入っている。

サッカー好きならずとも、その凛々しくも愛らしい姿に目が留まるのが「八咫烏」のおみくじです。

日本サッカー協会のエンブレムとしてお馴染みの八咫烏は、神武天皇を目的地へと案内した伝説から「勝利を導く神様」とされています。

そのため、大事な試合を控えた選手や、目標に向かって進む受験生にとっても心強い存在。

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上賀茂神社の八咫烏おみくじは、木彫りの丸みを帯びたフォルムがとってもキュートです!

「ここぞという時の道しるべがほしい」という方は、ぜひ八咫烏の力を借りてみてはいかがでしょうか。

上賀茂神社の四季を彩る伝統行事

上賀茂神社の四季を彩る伝統行事

上賀茂神社の魅力は、建物やスポットだけではありません。

年間を通じて行われる祭事の数々は、神代からの伝統を現代に繋ぐ熱いエネルギーに満ちあふれています。

私が特におすすめしたい、歴史の息遣いと迫力を肌で感じられる三つの神事をご紹介します。

さっそく詳細をチェックしていきましょう。

初夏の京都を彩る雅な時代絵巻!「葵祭」

奥に見えるのが斎王代
中央の白っぽい衣装が「斎王代」(ピンぼけですみません)

毎年5月15日に行われる「葵祭」は、京都三大祭りの一つに数えられる非常に格式高い行事です。

当日は平安装束を纏った500名以上の行列が京都御所を出発。都の大通りを厳かに練り歩き、最終目的地のここ「上賀茂神社」を目指します。

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行列を彩る御神紋「二葉葵」が初夏の光に透ける様子も瑞々しく雅やかです。

祭りのヒロインは、「斎王代」

4月に斎王代が選ばれると「今年はどこそこの誰々さんがならはった」と話題にのぼるのも京都ならではです。

特に一の鳥居から二の鳥居へ、斎王代が白砂を踏みしめ新緑の芝生の中を進んでいく光景は、まさに平安絵巻そのものを見ているような神聖な美しさです。

息遣いが聞こえるほどの迫力!「賀茂競馬(かもくらべうま)」

絵馬にも賀茂競馬がデザインされています

上賀茂神社で毎年5月5日に行われる「賀茂競馬」は、一度は見てほしい大迫力の神事です。

この神事では「左方」と「右方」という二つのチームがあり、どちらが勝つかで農作物の出来を占います。

2頭の馬が目の前を全力疾走する蹄の音や、土を蹴り上げる振動は、見ているこちらの思考が一瞬止まってしまうほどの衝撃。

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時には落馬や暴走もあるほどの真剣勝負は、テレビで見るのとは全く別物の臨場感です。

実は、「埒(らち)があかない」という言葉の語源もこの競馬にあるといわれています。

「埒」とは馬場を囲む「柵」のこと。

この柵が開かないと競技が始まらない、つまり「準備が整わないと前へ進めない」様子から、物事が進展しないことを指すようになりました。

「賀茂競馬」は歴史の深さと、生き物の生々しいエネルギーを肌で感じられる、上賀茂神社ならではの特別な体験ですよ。

カラスの鳴き真似が響く不思議な神事!「烏相撲(からすずもう)」

毎年9月9日に行われる「烏相撲」は、上賀茂神社の中でも特にユニークな神事です。

まずは神職がカラスのように跳び跳ねながら、「カーカー」「コーコー」と鳴き真似をする独特の儀式から始まります。

これは神様の祖父が八咫烏となって、天皇を先導した伝説にちなんだもの。静かな境内に響くカラスの声は、一度見ると忘れられない不思議な光景です。

その儀式の後、メインイベントの「子ども相撲」が始まります。

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私も小学生の頃、土俵に上がる同級生を応援したのが懐かしい思い出。

児童たちが「立砂」を回って神様の力を授かり、真剣にぶつかり合う姿には、地域が一つになる温かな活気があふれています。

古くからの伝説を重んじる厳かな儀式と、子どもたちの頑張りに笑顔がこぼれる奉納相撲。

その両方が組み合わさった、上賀茂神社らしい行事です。

上賀茂に行ったらぜひ食べてほしい名物

上賀茂に行ったらぜひ食べてほしい名物

参拝の楽しみは、やはりその土地ならではの「味」にあります。

上賀茂神社の周辺には、地元の人に愛され続ける伝統の味から、近年始まった新しい名物まで、豊かな食文化が根付いています。

私も何度もリピートしている、上賀茂を訪れたら外せない絶品グルメをご紹介します。

その季節、その時間帯にしか出会えない「旬」の味覚を逃さないよう、上賀茂の食の歩き方をしっかりチェックしておきましょう。

上賀茂神社の門前菓子「やきもち」

上賀茂神社の門前菓子といえば、香ばしく焼き上げられた「やきもち」です。

上賀茂神社には、歴史ある2つのやきもち屋さんがあります。

参拝の合間にひとつまみ、あるいは家族へのお土産に……と、訪れる人の多くが買い求める名物ですが、実は地元の人にはそれぞれ「馴染みの買い方」があります。

神馬堂(じんばどう):午前中が勝負!幻の味

神馬堂の店先

地元の人から「やきもちならここが一番」と絶大な信頼を寄せられているのが、老舗の神馬堂です。

ここのルールはただ一つ、「とにかく早く行くこと」です。

営業は朝7時ごろから始まりますが、10時から11時頃には行列ができそのまま営業終了というパターンも珍しくないため、午前中が勝負!

地元の人は一度に10個、20個と大量に買っていきます。

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行列に並んでいる間、前の人の注文数を聞きながら、自分の分がなくなってしまわないか、いつもドキドキします。

上賀茂神社に到着したらまず参拝前に覗いて、在庫があれば迷わず即購入してください。

保存料を一切使わず店先の鉄板で丁寧に手焼きされたお餅は、焼きたての柔らかさと香ばしさが格別です。

神馬堂の基本情報

営業時間:7:00〜12:00(水曜定休)
住所:〒603-8065 京都府京都市北区上賀茂御薗口町4
電話番号:075-781-1377
HP:なし
注意事項:売り切れ次第終了・現金のみ

葵家やきもち総本舗:お土産・配りものならこちら

神馬堂のすぐ近くに店を構える「葵家」は、観光客にも優しく非常に利便性が高いのが特徴です。

最大の違いは、お餅が一つひとつ個別包装されている点にあります。

このおかげで数日間は柔らかさが保たれるため、「会社で配りたい」「遠方に持っていきたい」という用途であれば、迷わず葵家を選びましょう。

また、メニューの豊富さも魅力の一つです。

神馬堂はプレーンな白のやきもちのみですが、葵家では「白」と「よもぎ」の2種類が楽しめます。

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さらに、実はおはぎも隠れた人気メニュー。

神馬堂が早々に閉まってしまった後でも夕方まで営業していることが多く、午後に参拝する方にとって非常に心強い存在です。

葵家やきもち総本舗の基本情報

営業時間:9:00〜17:00
住所:〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339
電話番号:075-366-2463
HP:https://www.aoiya.jp/

御神水のまろやかさを体感!「神山湧水珈琲」

アイスコーヒーはすっきりした味わい

上賀茂神社の一角、ふと足を止めたくなるのが2019年に誕生した「神山湧水珈琲 煎」です。

ここは、御祭神が降臨した神山から湧き出る御神水を使ってコーヒーを淹れてくれる、ちょっと特別な場所。

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今では参拝の後にここに立ち寄るのが、私の新しい定番になっています。

一番驚くのは、その口当たりの優しさです。

古くから守られてきたまろやかな軟水に合わせて豆も焙煎も専用に作られているからか、コーヒー特有のトゲトゲした苦味が全くありません

神聖な空気の中でこの透明感のあるコーヒーをいただくと体の中から清められていくような、穏やかな気持ちになれますよ。

神山湧水珈琲 煎の基本情報

営業時間:10:00〜17:00
住所:〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339
電話番号:075-748-1106
HP:https://agf.ajinomoto.co.jp/feature/concept/kouyama/

3日間炊き上げた究極さば煮「今井食堂」

今井食堂の鯖の味噌煮弁当。

上賀茂神社の西側に店を構え、昔から変わらぬ味を守り続けているのが「今井食堂」です。

名物は、醤油・酒・みりん・砂糖のタレを継ぎ足し、3日間以上じっくり炊き上げた「さば煮」

骨までホロホロで、芯まで染みた濃厚な味はまさに絶品です。

子供の頃は店内でもいただけましたが、現在はテイクアウトのみ

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開店時から地元の人やタクシーの運転手さんらで行列が絶えません。

のんびりとしたオペレーションなので、時間に余裕を持って並んでください。

無事手に入れたら、賀茂川沿いや神社の芝生へ。

歴史ある風景の中でさば煮を頬張る時間は、最高に贅沢なランチになります。売り切れ次第終了なので早めの訪問を!

今井食堂の基本情報

営業時間:11:00〜14:00(水曜定休)
住所:〒603-8065 京都府京都市北区上賀茂御薗口町2
電話番号:075-791-6780
HP:なし
注意事項:売り切れ次第終了・現金のみ

夏に旬を迎える京野菜の女王!「賀茂茄子」

6月から10月に旬を迎える「賀茂茄子」は、まさにこの上賀茂地区を代表する伝統野菜です。

直径15cm・重さ300gにもなる大型の丸ナスで、ツヤツヤと輝く姿は京野菜の女王と呼ぶにふさわしい風格があります。

最大の特徴は、皮の薄さと果肉の緻密さ。

肉質がしっかりして形崩れしにくいため、田楽や揚げ出しには欠かせない食材です。火を通すと驚くほどとろりと滑らかな食感になり、濃厚な旨みが広がります。

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1個600円〜800円ほどする高級品ですが、産地を訪れたならぜひ手に入れてほしい一品です。

神社の裏手には今も農家さんが多く、付近のスーパーや直売所なら朝採れの新鮮なものに出会えるかもしれません。

どうしても手に入らない場合は、ふるさと納税でお取り寄せしてみるのもひとつの手です。

冬の楽しみ!高級漬物「すぐき」

京都三大漬物の一つ「すぐき」は、上賀茂の冬を象徴する名物です。

原材料は、冬に収穫されるかぶらの一種「すぐき菜」と塩のみ。12月頃に新漬が漬け上がり、京都ではお正月に欠かせない贈答品としても親しまれています。

最大の特徴は、乳酸発酵による独特の強い酸味です。

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最初はびっくりするかもしれませんが、噛むほどに広がる奥深い旨みは、一度ハマると癖になる味わい。

この酸味の正体は上賀茂の伝統が作った健康食「ラブレ菌」で、蔵ごとの菌の違いが店独自の個性を生みます。

200グラム1,000円前後と少し高級ですが、ぜひ手に入れてほしい上賀茂の名物です。

上賀茂神社とあわせて訪れたい周辺スポット

上賀茂神社とあわせて訪れたい周辺スポット

神社の境内を出た後も、上賀茂の魅力は続きます。

一歩外へ踏み出せば、川の流れとともに歴史が刻まれた街並みや、季節の花が咲き誇る静かな社が待っています。

散策の締めくくりにふさわしい、私のお気に入りの周辺スポットをご紹介します。

それでは、ひとつずつ確認していきましょう。

神職たちが暮らした屋敷跡「社家の街並み」

社家の風情ある街並み

上賀茂神社のすぐ東側、明神川に沿って広がるのが「社家町(しゃけまち)」です。

かつて神社に仕えた神職たちが暮らした屋敷が立ち並び、今も江戸時代からの土塀や門、庭園が美しく残されています。

川のせせらぎを聞きながら静かな通りを歩けば、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

上賀茂ならではの、格式高くもどこか懐かしい風景に出会えるエリアです。

京都人がすすめる世界遺産「上賀茂神社」の見どころと楽しみ方

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