「長時間の船旅、退屈しないだろうか」
「乗り心地はどうだろう?」
特に海外でのフェリー移動となると、そんな不安もよぎりますよね。
ヘルシンキからストックホルムへの移動は、“動くホテル”こと「シリヤライン(タリンク&シリヤライン)」のフェリーを利用しました。
所要時間は17時間。
しかし、ただの移動手段と侮るなかれ。
船内には吹き抜けのプロムナードがあり、レストランやショップが並ぶ様子は、まさに海上の街!
この記事では、シリヤライン・シンフォニー号での1泊2日の船旅体験をレビューします。
今回の旅行全行程はこちらで紹介していますので、あわせてご覧ください!

ヘルシンキ・オリンピアターミナルから乗船!

旅の始まりはヘルシンキの「オリンピアターミナル」から。
私たちはヘルシンキ市内からターミナルまで歩いて向かったのですが、思った以上に距離があって結構遠かったです…。
地図上では歩けそうに見えますが、石畳の道や荷物のことを考えるとトラムやタクシーを使ったほうが賢明かもしれません。
出発の1時間半前から乗船開始なので、くれぐれも乗り遅れないよう早めに移動しましょう。
チェックインは機械でスムーズに
ターミナル到着後のチェックインはとても近代的です。

有人カウンターに並ぶ必要はなく、自動チェックイン機に予約票のQRコードやバーコードを読み込ませるだけ。
シェンゲン協定エリア内の移動だからか、パスポートの提示も求められず、あっという間に搭乗券が発券されました。
このかたまにスポットチェックでパスポートの提示を求められることもあるようです!
まさかのサプライズ!憧れの「コモドア」へ
ここで、今回の旅一番のサプライズがありました!
もともと私たちは、コスパの良い「デラックス(海側)」を予約していたのですが、発券されたチケットを見るとなぜか「Commodore(コモドア)」の文字が。


なんと、パートナーがこっそり「コモドアクラス」へアップグレードしてくれていたんです!
コモドアクラスは、スイートに次ぐハイクラスな客室。
「せっかくの船旅だから、ゆっくりしよう」という粋な計らいに感謝・感激!
優先搭乗と乗船までの長い道のり
この船の出発時刻は17:00です。
通常、一般客室の搭乗開始は15:30頃からですが、コモドアクラス以上の乗客は15:00から優先的に乗船が可能でした。
一般のお客様で混み合う前に、一足早く船に入って、お部屋で荷物を整理したり、静かな船内を散策できるのは非常に嬉しいポイントです。



巨大な客船だけに、ターミナルから船の入り口までの通路もかなり長かったです!


ガラス張りの通路から「あんなに遠くに見える船まで歩くんだ!」と、そのスケールを実感しながらひたすら歩きました。
コモドアクラスのお部屋を徹底レビュー


実際に宿泊したコモドアクラス(約20〜25㎡)の様子を詳しくレポートします。
ドアを開けた瞬間の感動は今でも忘れられません。
客室の広さと第一印象
ドアを開けた瞬間、「広い!」と思わず声が出ました。


通常の客室の2倍以上の広さがあり、ベッドスペースの手前にはソファとテーブルが置かれたリビングエリアがあります。
スーツケースを2つ広げても、まったく邪魔になりません。
そして、ドアを開けてすぐの場所には、フィンランドのFazer社を代表するお菓子「Geishaチョコレート」が山盛りで置いてありました。





これだけでもテンションが上がります。
さらに驚いたのが、冷蔵庫の中の飲み物がすべて無料だということ。
お水やコーラなどのソフトドリンクだけでなく、なんとハーフボトルのシャンパンまで冷えていました。


物価の高い北欧で、これはかなりのお得感があります。
ただ、意外にもポットやお茶セットはお部屋にはありませんでした。
ベッドと寝心地
ベッドはツインタイプで、ホテルと変わらないクオリティです。
枕は大きくてふかふか、シーツもパリッとしていて清潔感抜群。


エンジンの不快な振動や大きな揺れは全くありませんでしたが、時折「あれ?いま少し傾いてるかな?」と感じる瞬間はありました。
船の上ならではの感覚ですね。
ベッド自体の寝心地が良かったので、翌日に疲れを残さずしっかりと睡眠をとることができました。
バスルームとアメニティ・備品
水回りも非常に清潔です。
トイレとシャワーは同室で、シャワースペースはカーテンで仕切るタイプ。





このタイプは床全体が濡れそうで心配になりますよね。
しかし、シャワールームの入り口にしっかりとした敷居(段差)があったため、洗面スペースの床が水浸しになるようなことはありませんでした。



水圧もしっかり強めです!
少しトイレが流れにくい瞬間もありましたが、船のトイレとしては許容範囲内でした。


アメニティや備品も充実しています。
洗面台には歯ブラシ、シェーバー、コットンセットに加え、耳栓まで用意されていましたが、部屋がとても静かだったので耳栓は出番なしでした。


また、ドライヤーはもちろん、ふかふかのスリッパやバスガウンも完備されており、ホテルさながらの快適さで過ごせました。
窓から眺めるバルト海の絶景
海側の部屋の特権といえば、やはり窓からの景色です。
私たちが乗船した15時頃、外はすでに薄暗くなっており、出航前の16時半にはもう真っ暗。



冬の北欧の日暮れの早さを実感します。


窓からキラキラと輝くヘルシンキの街の明かりを眺めていると、「あぁ、フィンランドを離れるんだな」と、少し名残惜しい気持ちになりました。
翌朝は7時頃に起床。
ストックホルムに近づくと、多くの島々が見えました。


ストックホルムの周辺にこれほど多くの島々があるとは知らず、その間をスイスイと抜けていく景色に目が釘付け。



小さな島々はどれも可愛らしく、中にはおしゃれな建物が建っている島もあります。


対岸のベンチに座っている人の姿まで見えるほど近くを通ることもあり、巨大なフェリーがこんな狭い水路を行くのかとびっくりしました。
人気の客室はすぐに埋まってしまうので、日程が決まったら早めの予約が安心です。
日本語サイトで部屋の雰囲気や空き状況が見られるので、よかったらチェックしてみてください。
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シリヤライン|ヘルシンキ発 → ストックホルム着(片道)
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コモドア限定!ラウンジとサウナ、朝食


このクラスに泊まる最大のメリットは、一般客室とは別の専用エリアが使えることです。
優雅な専用ラウンジ
コモドアクラス以上の乗客だけが入れる専用ラウンジがあります。
ここでは、コーヒー・紅茶に加え、クッキー、ペストリー、ケーキ、チョコレートなどの軽食が無料で提供されています。





船内のパブリックスペースは賑やかですが、ここはとても落ち着いた雰囲気。
アルコール類(ビールやワイン、カクテルなど)は有料で販売されています。
出航前の時間をゆったりと過ごすことができました。
海上のプライベートサウナ
さらに、コモドアクラスには専用のサウナ(男女別)があります。


ラウンジを訪れると、スタッフさんが利用方法などを丁寧に説明してくれ、その際に「20時からはプライベートサウナとして予約できるよ」と教えてくれました。



そんな素敵なサービスがあるとは知らず、「ぜひ!」とその場で予約(おそらく早い者勝ち)。
「時間になったら、部屋からガウンとスリッパのままで来てね」と言ってもらえたので、とても気楽でした。


窓の外はすでに真っ暗で景色は見えませんでしたが、船の上で貸切サウナに入れるなんて最高の贅沢。
サウナ自体も本格的なフィンランド式で、しっかりと汗をかいて、海の上で「整い」ました。
マリメッコ食器で楽しむ特別朝食
翌朝は、コモドア特典として専用レストラン「Bon Vivant」へ。


一般のビュッフェ会場とは異なり、人が少なく落ち着いた雰囲気で食事ができます。



ここで目を引くのは、なんといってもテーブルセッティングのおしゃれさです。
フィンランドを代表する「マリメッコ(Marimekko)」のカップに、丸みを帯びた三角形のような不思議な形のランチョンマットが合わさって、北欧らしい洗練された空間でした。


そのテーブルの雰囲気が素敵すぎて、わざわざ写真だけ撮らせてもらってる人がいたほど(笑)。
食事は「ハーフビュッフェ形式」。
オムレツやマフィンなどのメイン料理は席でオーダーし、サラダやフルーツなどはビュッフェ台に取りに行くスタイルです。


出来たての温かい料理をデザイン性の高い空間でゆっくりといただく……朝から優雅で格別な時間でした。
船内を探検!シリヤラインはまるで海上の街


部屋を出て、巨大な船の中を散策してみました。
吹き抜けのプロムナードとショップ・レストラン
船の中央には、全長140mにも及ぶ吹き抜けのプロムナードが広がっています。
ここが船の中だということを忘れてしまうほど開放的で、両側にはレストランやショップがずらり!まるで一つの街のような賑わいです。





ショッピングエリアも驚くほど充実していました。
北欧雑貨やお土産が揃うギフトショップはもちろん、有名ブランドの服や靴、バッグを扱うファッションブティックまで並んでいます。
さらに、ムーミンショップのほか、シリヤラインのロゴが入ったオリジナルグッズも見かけました。



ここでしか手に入らない限定アイテムを探すのも楽しそう。
船の上で本格的なショッピングができるなんて驚きでした。
「本日のクルー紹介」を発見!
プロムナードを歩いていると、掲示板に「本日の担当クルー」の写真付きリストが掲示されているのを見つけました。


リストには「Captain(船長)」や「Crew(乗組員)」の文字が。
実はこれ、飛行機(航空業界)でもまったく同じ用語を使うんです。
機長のことはキャプテン、乗組員はクルー、そして飛行機の機体のことは「シップ」と呼びます。



元CAとしては、こういう共通点を見つけると、なんだか勝手に親近感が湧いちゃいます(笑)。
「今日はこのチームが私たちを運んでくれているんだ」と顔が見える安心感も、船旅ならではの素敵な演出ですね。
免税店(地下)
プロムナードの下の階には、空港にあるような巨大な免税店があります。
ここでは北欧のお酒、化粧品、お菓子、ブランド品などがずらり。





意外なところでは、ワンちゃん用のおもちゃなんかも売っていました。
今回は購入しませんでしたが、お酒好きの方には要チェックのスポットです。
というのも、フィンランドやスウェーデンなどの北欧諸国は酒税が非常に高いため、免税価格で購入できる船内は貴重な場所だからです。
わざわざ乗船前に重たいお酒を買って持ち込まなくても、ここで調達すれば大丈夫!


レストランで飲むと値が張るワインなども、ここでボトルを買って部屋で楽しむ「キャビンパーティー(部屋飲み)」にすれば、かなりリーズナブルに楽しめそうですね。



免税店のオープンは出航してからです。
購入時にはパスポートの提示が必要です。
グランドビュッフェ(地下)
船旅の定番といえば、やはり豪華なビュッフェディナーです。
ここは通常2部入れ替え制になっているため、希望の時間に食事をするには事前の予約をしておくのが無難です。


新鮮なサーモンやミートボール、彩り豊かなサラダにデザートまで種類も豊富。
さらにビールやワインなどのアルコールも飲み放題に含まれているのが最大の魅力です。
事前の下調べで見た他の方のブログや口コミでも、「どれも美味しい!」「満足度が高い」と非常に評判が良かったです。
私たちは今回、ヘルシンキ市内で早めの夕食を済ませてから乗船し、船内では持ち込んだもので軽食を済ませたため利用しませんでした。
しかし、北欧グルメを心ゆくまで楽しみたい方には間違いなくおすすめのスポットです。
ステージとゲームセンター
船内には、夜遅くまで楽しめるエンターテイメント施設も充実しています。
メインのショーラウンジでは、生バンドによる演奏やダンスショーなどが開催され、まるで豪華客船映画のような華やかな雰囲気。


また、スロットマシンやブラックジャックなどが楽しめるカジノエリアや、子どもから大人まで遊べるゲームセンターもありました。


部屋で静かに過ごすのも良いですが、夜はここで賑やかな船の夜遊びを楽しむのも良さそうです。
サンフラワー オアシス(サウナとプール)
「サンフラワー オアシス」は、サウナやプールが楽しめるリラクゼーションエリア(有料)です。
中には入っていませんが、外から見るとジャグジーのような丸いプールがいくつか並んでいるのが見えました。





奥にはバーのようなカウンターも。
公式サイトによると、プールバーでドリンクを楽しんだり子ども用のスライダー付きプールで遊んだりと、家族全員でリラックスできる空間になっているそうです。
寒い冬でも船内でアクティビティが楽しめますね。
デッキ(船外)
せっかくなのでデッキにも出てみましたが、さすがに冬のバルト海。風が冷たくて凍えそうでした!
デッキには緊急脱出用の大きなボートが吊るされていました。





何もないのが一番ですが、何かあった時のために一応確認。
そして面白い発見だったのが、ポツンと置かれた「犬用トイレ」。


そういえば、船内では実際にワンちゃん連れの乗客の方もお見かけしました。
さすがペットフレンドリーな北欧、ワンちゃんも一緒に船旅を楽しめるようになっているんですね。
寒すぎて長居はできませんでしたが、こうした設備を見られるのも探検の醍醐味です。
知っておきたい船内の基本情報と快適に過ごすポイント


船内で快適に過ごすために、いくつか覚えておきたいポイントがあります。
船内はキャッシュレスオンリー
北欧はキャッシュレス社会が浸透しています。
この船においても同様で、むしろ現金は一切使用できませんでした。
レストランや免税店での買い物はもちろんですが、一番驚いたのはゲームコーナーです。
日本だと100円玉を積み上げて遊ぶイメージのUFOキャッチャーでさえコイン投入口はなく、カード決済端末がついていました。


フィンランド(ユーロ)とスウェーデン(クローナ)を行き来する船旅ですが、現金の両替を気にせず過ごせるのは、むしろ大きなメリットと言えそうです。
船内の「時間」に注意
ヘルシンキとストックホルムの間には、1時間の時差があります。
私たちは乗船後、20時からサウナの予約をしていました。
そしてふと、「あれ?この20時ってどっちの時間?ヘルシンキ?それともストックホルム?」と分からなくなってしまったのです。



元CAの職業病(?)かもしれません。


国際線のフライトでは「離陸したら到着地の時間に合わせて行動する」のがセオリー。
そのため、「もしかして、もうストックホルム時間?」と深読みしてしまったのです。
スタッフに確認すると、 「今夜はヘルシンキ時間ですよ。寝て起きたら、朝はストックホルム時間になっています」とのこと。
なるほど、言われてみれば単純です(笑)。
夕食はビュッフェ以外にも選択肢がある
「船の食事=ビュッフェ」だけではありません。
プロムナード沿いには本格的なレストランから気軽なカフェまで、選択肢が充実しています。


Bon Vivant(ボン・ヴィヴァン):
季節の食材を使った高級レストラン。
伝統的な北欧の味と新鮮な地元の食材を楽しめます。
Grill House(グリルハウス):
ボリューム満点の肉料理が楽しめるアラカルトレストラン。
ビーガンメニューやお子様向けメニューもあり、家族連れにも安心。
Tavolàta(タヴォラタ):
船内唯一の本格イタリアン。ここでは食事だけでなく、デリ商品の販売もあるようです。
Fast Lane(ファーストレーン):
「軽く済ませたい」という時に便利なのがここ。
ヘルシーなサラダや温かい軽食をさっと食べたり、テイクアウトして部屋で食べるのにも良さそうです。
その他にも、シーパブやカフェラウンジ、バーなどがあり、その時の気分に合わせて自由に選べます。
気になるWi-Fiとコンセント事情
船内には無料のWi-Fiが飛んでいました。
LINEのやり取りやウェブ検索などは特に問題なく行えます。


しかし、やはり海上を移動しているため場所や時間帯によっては速度が遅くなったり、接続が切れたりすることもありました。



お仕事で使用する場合や動画をチェックするには、少し不安定さが気になるかもしれません。
コンセントは嬉しいことに、デスク周りだけでなくベッドサイドにもありました!


寝ている間に手元でスマホを充電できるのは非常に便利です。
プラグの形状はフィンランド・スウェーデン共通で「Cタイプ」です。
日本のコンセントはそのまま挿せないので、変換プラグは必須です。
ストックホルム到着!港から市内への移動方法


船はほぼ定刻(現地時間10:00)に、ストックホルムのヴァルタハムネン・ターミナルに着岸しました。
下船後の市内への移動について、実体験からのアドバイスです。
タクシー利用は要注意!
ストックホルムの港から市内までは少し距離があります。
事前に交通手段を調べてはいたのですが情報があまりなく、「着いてからUberを呼べばいいや」と軽い気持ちでいました。
しかし、いざタクシー乗り場の方へ出てみると、強引な客引きがたくさん待ち構えていてびっくり!
「ぼったくられるかもしれない」「そもそも本当に正規のタクシー運転手なのか?」と不安になり、とても安心して乗れそうな雰囲気ではありません。
呼び込みを振り切ってUberを呼ぼうともしましたが、今度は電波状況が悪く繋がらないトラブルが発生。
結局、その場を引き返してバスに乗車することにしました。
市内まではバス利用がおすすめ
バス乗り場への行き方は簡単でターミナルを出てエスカレーターを降り、そのまま「右」に進むだけです。


ここからは空港行きや市内行きなどが出ていますが、市内中心部までは約20分。
料金は片道79 SEK(スウェーデン・クローナ)です。



ストックホルムでは通貨が変わりますが、支払いはクレジットカードが使えるので問題なし!
運転手さんは英語が得意ではないようでしたが、とても親切な方でした。
車内に入ると、なんと乗客は私たちだけ。
私たちがタクシー乗り場で右往左往している間に、他のお客さんは一本前のバスに乗って行ってしまったようです。
結果的に、広々としたバスを貸切状態で快適に移動できました。
実際に乗ってわかった「良かった点・残念だった点」


今回の船旅を振り返って、実際に利用してみないと分からなかった「メリット」と「デメリット」を正直にまとめました。
これから利用される方はぜひ参考にしてください。
良かった点
船旅ならではの魅力は、やはり「移動そのものがアクティビティになる」という点に尽きます。
- 専用ラウンジとサウナ
- 圧倒的な非日常感
- 揺れはほとんど感じない
- 寝て起きたら次の観光地
特に感動したのは、時間を有効に使える点です。
普通なら移動だけで疲れてしまうところですが、美味しい食事をして、サウナで整い、ベッドでぐっすり眠っている間に国境を越えられます。


万が一船酔いした場合のことも考えて酔い止めも持っていましたが、揺れに関してはまったく気になりません。
お天気にもよるのかもしれませんが、船内にいるというのを忘れるほどの安定感でした。



そして、「朝起きたら次の観光地にいる」という体験は、一度味わうと病みつきになる快適さ!
専用ラウンジでの優雅な時間は、とても贅沢な気分に浸ることができました。
残念だった点
船内の満足度が高かった一方で、港へのアクセスや到着後の環境については、事前の準備が必要だと感じました。
- ヘルシンキ市内からターミナルまでが遠い
- ストックホルム到着時の強引なタクシーの客引き
ヘルシンキ側では市内から港まで意外と距離があり、大きな荷物を持っての移動に少し時間がかかりました。
これから行かれる方は、乗船までに時間的余裕を持つこと、そしてトラムやUberなどの交通機関をうまく使うのが良いかもしれません。
また、ストックホルム到着時は、前述した通りタクシー乗り場の治安(客引きの強引さ)に不安を感じました。
これらは事前に知っていれば対策できることですので、これから行く方は「港の移動手段」をあらかじめ検討しておくことをおすすめします。
【2025年度情報】シリヤラインの予約方法と料金


最後に、これから予約する方のために基本データをまとめておきます。
シリヤライン シンフォニー号の基本データ
今回私たちが乗船したのは、ヘルシンキとストックホルムを結ぶ豪華フェリー「シリヤライン・シンフォニー号」です。
まさに「動くホテル」と呼ぶにふさわしい、その驚きのスペックがこちら。
- 乗船区間: ヘルシンキ → ストックホルム
- 所要時間: 約17時間(17:00発 → 翌10:00着)
- キャビン数: 986室
- 乗客定員: 2,800人
乗客定員はなんと2,800名!
ちょっとした村がそのまま移動しているような規模感ですよね。
これだけ大きな船体だからこそ、バルト海の波もものともせず揺れの少ない快適なクルーズが実現できるわけです。
客室の種類
シリヤラインには多種多様な客室があります。
| 部屋タイプ | 広さ | 窓 | 特徴 |
| エグゼクティブスイート | 75㎡ | 海側 | 最上級 |
| スイート | 42-49㎡ | 海側 | 高級感ある内装・広々 |
| コモドア | 20-25㎡ | 海側 | 今回宿泊。専用ラウンジ付 |
| デラックス | 14㎡ | 海/プロムナード | コスパ良し。快適 |
| ムーミンファミリー | 11-14㎡ | 海/プロムナード | ムーミンの内装あり。子連れに◎ |
| スタンダード/エコノミー | 9-11㎡ | なし | 寝るだけなら十分。一人旅にも◯ |
注意したいのは「プロムナード側」のお部屋。
窓はありますが、海ではなく船内の吹き抜け(ショッピングストリート)に向いています。


そのため、カーテンを開けると外から見えてしまうことも。
せっかくの船旅ですので、窓から海が見えるお部屋を選ぶといい思い出になりますよ。
予約時期と料金の目安
予約は公式サイト(英語)から。出発の約10ヶ月前から可能です。
冬のシーズンは人気なので早めの予約が吉。
スイート:€900〜€1,600
デラックス(海側):€372
エコノミー(内側):€111
参考料金(2025年12月1日出発分 / 2名合計 ※2025年11月検索時)
ちなみに、私たちが当初予約していた「デラックス(海側)」は、5ヶ月前の予約で€373でした。
「英語のサイトで予約するのはちょっと不安……」という方は、こちらのサイトをチェックしてみてください。
全部日本語ですし写真もたくさん載っているので、乗船後のイメージがつきやすくて安心です。
ベルトラで詳細を見る場合はこちらからチェックしてみてくださいね!


シリヤライン|ヘルシンキ発 → ストックホルム着(片道)
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シリヤラインでの移動時間が「旅のメイン」になる


正直なところ、乗る前は「船での移動って、景色も見えない夜だし、退屈するんじゃない?」と思っていました。
でも、そんな心配は全くの無用。



むしろ一泊では時間が足りないくらい、充実した滞在になりました。
私たちはラウンジでダラダラしたり、サウナで整ったり、部屋でシャンパンを開けたり。
旅の終盤だったのであえて予定を詰め込まずのんびり過ごしていましたが、それでも時間はあっという間。
ショーを見に行く暇もなかったほどです(笑)。
何よりよかったのは、連日の観光でそこそこ疲れが溜まっていたタイミングで、バタバタせずにゆっくり過ごしながら移動できたことです。
「クルーズ旅行」と聞くと敷居が高く感じますが、シリヤラインはもっとカジュアル。
移動のついでにエンタメも楽しめる、すごく賢くてお得な選択肢だと感じました。
特に「時間は節約したいけど、体力も温存したい!」という、ちょっと欲張りな旅には相性抜群。
北欧周遊のプランに迷っている方は、ぜひ旅程にシリヤラインでのフェリー泊を組み込んでみてください。
きっと満足度の高い旅になること間違いなしです!









