海外旅行の準備って何かと不安ですよね。「この国には何が必要?」「機内持ち込みできるものは?」「忘れ物したらどうしよう…」と心配事が尽きません。
特に女性は持っていきたいアイテムが多く、どうパッキングすべきか悩みがちです。
今回は、10年以上の国際線CAとして世界中を飛び回った経験から、女性が海外旅行で本当に必要なものと便利なアイテムを徹底解説します。
この記事を参考に準備すれば、快適で安心な海外旅行が楽しめること間違いなし!
とりあえずチェックリストが欲しい方は、こちらから無料でダウンロードできます。

空欄には自分に必要なアイテムを書き入れてくださいね!


海外旅行前に必ず確認!チェックリスト


出発前の準備は旅の成功を左右します。特に以下のポイントは必ず事前にチェックしておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきます。
パスポートの有効期限とビザの有無を確認
多くの国では入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要です。「まだ1年あるから大丈夫」と思っていても、実は入国できないケースもあるので注意しましょう。



特にタイやシンガポール、インドネシアなどの東南アジア諸国や中東諸国は厳格です。
必ず渡航先の入国要件を事前に確認してください。
また、日本のパスポートは世界的に査証免除国が多いですが、アメリカ(ESTA)やオーストラリア(ETA)などは電子渡航認証が必要です。
また、中国やロシア、インドなどはビザ取得が必須の国もあります。
渡航先のビザ要件は外務省の「たびレジ」や各国大使館のウェブサイトで確認できます。申請には時間がかかることもあるので、余裕をもって準備しましょう。
航空券やホテル予約の確認
予約したフライトやホテルの詳細情報をスマホに保存するだけでなく、紙でも印刷しておくと安心です。
特に入国審査では滞在先の情報を求められることが多いので、ホテル名や住所をメモしておきましょう。



万が一スマホの充電が切れても、慌てなくてすみます!
クレジットカードの海外利用設定をONにする
多くのクレジットカードは、セキュリティ対策として海外利用が初期設定でオフになっていることがあります。
出発前にカード会社のウェブサイトやアプリで海外利用設定を「オン」にしておきましょう。
また、不正利用を防ぐため、2枚以上のカードを持参するのがおすすめです。1枚が使えなくなっても、もう1枚あれば安心です。
海外旅行にぴったりのおすすめクレジットカードの選び方はこちらの記事を参考にしてください。
旅行保険の加入
海外での医療費は非常に高額になることがあります。例えば、アメリカでの入院は1日で10万円以上かかることも珍しくありません。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険もありますが、適用条件(旅行代金をそのカードで支払うなど)や補償範囲はカードによって違います。
事前に必ず確認しておきましょう。
保険の利用付帯・自動付帯とは
自動付帯: クレジットカードを持っているだけで、自動的に保険が適用される。このタイプの保険は、カードでの旅行代金の支払いが不要です。
利用付帯: 保険を適用するには、旅行代金の一部または全額をそのカードで支払う必要があります。この条件を満たさないと保険が適用されません。
不安な場合は、追加で保険に加入することをおすすめします。
持ち込み禁止品を確認
国によって持ち込みが禁止されているものは異なります。
たとえば、ドバイでは一般的な鎮痛剤でも持ち込みが厳しく制限されている場合があります。シンガポールはガムの持ち込みが禁止されています。
アメリカは肉類、肉を含んだ食品(肉エキス含む)のすべての持ち込みが禁止です。食品を持っていく場合は、これらが含まれていないか確認をしてください。



私の先輩はハワイ入国時、「梅肉エキス」で引っかかっていました。梅肉が「肉ではない」ことの説明、結構大変そうでした。(笑)
また、電子タバコ(VAPE)は多くの国で規制対象となっているので、持参する場合は必ず事前に確認しましょう。
税関で没収されるだけでなく、罰金や最悪の場合は拘束されるリスクもあります。
Wi-Fiの準備
海外では通信費が高額になりがちです。特に地図アプリやSNSを頻繁に使う女性は、事前にWi-Fi環境を整えておくことが大切です。
主なWi-Fi確保の方法は3つあります。
- レンタルWi-Fi(出発前に日本で借りる)
- eSIM(物理的なSIMカードなしでデータ通信ができる)・現地SIMカード(現地で購入する)
- キャリアの海外ローミングを利用する
eSIMは最近特に人気で、スマホに設定するだけで使えるため便利です。対応機種かどうか事前に確認しておきましょう。



私は毎月2GBまで無料で使える「楽天モバイルの海外ローミング」を利用しています。
こちらの記事で海外でWi-Fiを使う場合のレンタルWi-Fi・SIM・ローミングの説明をしています。
女性の海外旅行必需品チェックリスト【持ち込み手荷物】


機内持ち込み手荷物には、貴重品や旅行中に絶対に必要なものを入れておくことが鉄則です。受託手荷物が紛失または遅延した場合でも、最低限の必需品があれば安心です。


絶対に機内持ち込み手荷物に入れるべきアイテム10選
まずは、絶対に機内持ち込み手荷物に入れておく必要があるアイテムから紹介します。
- パスポート・ビザ(コピーも用意)
- 航空券(Eチケット)
- クレジットカード 2枚(海外旅行保険付き推奨)
- 現金(日本円&現地通貨)
- スマホ&充電器
- モバイルバッテリー
- 常備薬(鎮痛剤・胃腸薬・整腸剤)
- メガネやコンタクトレンズ
- 鍵
- マスク
ひとつひとつ詳しく説明していきます。
パスポート・ビザ


パスポートは海外旅行をする上で絶対に忘れてはいけないもののひとつです。スーツケースに入れず、必ず手荷物の中に入れておきましょう。
また、パスポートは紛失に備えてコピーや写真を用意しておくと安心です。万が一紛失した場合、大使館での再発行手続きがスムーズになります。



私は、パスポートの写真が載っているページの写真をスマホに保存しています。
パスポートはセキュリティポーチを使って管理するのがおすすめです。特に混雑した場所や公共交通機関ではスリに注意しましょう。
ビザって何?
「その国に入ってもいいよ、と許可するスタンプや証明書」のことです。
たとえば、誰かの家に遊びに行くときに「招待状」が必要なことがあるように、海外に行くときにも、「この人は入ってもOKです」とその国が認める証明がビザです。
なお、ビザが必要かどうかは行き先や滞在期間、目的(観光、仕事、留学など)によって違います。
参照:ビザ(査証)|外務省
航空券(Eチケット)


最近ではスマホに保存したEチケットで搭乗できることが多いですが、バッテリー切れや通信トラブルに備えて紙の予約確認書も持っておくと安心です。
特に乗り継ぎがある場合やLCCを利用する場合は、万が一に備えて印刷しておくことをおすすめします。
クレジットカード 2枚(海外旅行保険付き推奨)


クレジットカードは異なる国際ブランド(VisaとMastercardなど)を2枚以上持参しましょう。カード会社の不正利用防止システムで突然利用停止になることがあるため、複数枚あると安心です。
また、海外旅行保険が付帯しているカードを選ぶと追加の保険料負担なく保障を受けられるため、非常にお得です。
どのクレジットカードを持っていくべきか迷っている方は、こちらの記事を参考にしてください。
現金(日本円&現地通貨)


日本円&現地通貨も小額持っておくと安心です。
現地通貨は空港の両替所よりも、日本の銀行で事前に両替しておくほうがレートが良いことが多いです。ただし、すべて両替するのではなく日本円も適量持っておいた方が良いでしょう。
ほとんどの国で日本円→現地通貨への両替が可能ですが、国によっては現地で日本円が両替できない国もあります。
そのような場合に備えて、ドル もしくは ユーロも持っておくと安心です!



ロシアにステイした際には、日本円→ルーブルへの両替ができないところが多かったです。
目安としては、宿泊費1日分+食事代数日分程度の現地通貨があれば十分です。海外では基本的にはクレジットカード決済がおすすめです。
スマホ&充電器


海外では電圧が異なるため、念の為スマホ充電器が滞在する国の電圧に対応しているかを確認しましょう。
最近の充電器は100V-240Vに対応していることが多いので、変換プラグのみで対応できます。
主要な国々の電圧については、こちらを参考にしてください。
モバイルバッテリー


モバイルバッテリーは航空会社の規定により、必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。
受託手荷物に入れるとセキュリティ上の理由で没収されてしまうこともありますので、気をつけましょう。
常備薬(鎮痛剤・胃腸薬・整腸剤)


海外では水質や食べ物の変化、時差などで体調を崩しやすいです。特に女性は生理痛や頭痛の対策として、普段使い慣れている薬を持参しましょう。
処方薬を持参する場合は、英文の処方箋も用意しておくと安心です。特に向精神薬や麻薬成分を含む薬は、国によっては持ち込み制限がある場合があるため、事前に確認が必要です。



オーストラリアは薬の持ち込みが厳しかったので、必要最低限の量を持ってフライトに出ていました。
メガネやコンタクトレンズ


視力矯正が必要な方は、メガネとコンタクトレンズの両方を持参すると安心です。特に長時間フライトでは目が乾燥しやすいので、機内ではメガネを使用するのがおすすめ。
また、コンタクトレンズの洗浄液は100ml以下のボトルに小分けして持参するか、到着後に現地で購入しましょう。



大きなボトルは「液体物の持ち込み制限」に引っ掛かかって没収されるため、機内には持ち込めません。(預け入れはOK)
鍵


自宅や会社の鍵は、他の貴重品と同様に機内持ち込み手荷物に入れておきましょう。帰国時に自宅に入れなくなると大変です。



海外ではスーツケースが壊れたり、目的地に到着しなかったり(ロストバゲージ)する恐れもあります!必ず手荷物に!!
マスク


機内は閉鎖空間で乾燥しており、風邪やウイルスに感染しやすい環境です。特に長時間フライトでは、マスクを着用することで乾燥や感染リスクを軽減できます。



私は機内で「濡れマスク」を愛用していました
不織布マスクを数枚持参し、適宜交換するのがおすすめです。


機内持ち込み手荷物に入れておくと便利なアイテム12選
必須ではありませんが、機内持ち込みの荷物に入れておくと何かと便利なアイテムを紹介します。
- 羽織れるもの
- 歯ブラシ&マウスウォッシュ
- 100ml以下の化粧品・スキンケア
- リップクリーム
- アイマスク&ネックピロー
- スリッパ
- 耳栓 or ノイズキャンセリングイヤホン
- 機内エンタメ用タブレット・本
- ボールペン
- 1日分の下着
- 着圧ソックス
- 帽子・サングラス
それでは、ひとつずつ詳しく確認していきましょう。
羽織れるもの


機内は温度調整が難しく、冷え込むことがあります。大判のストールやカーディガンなどを持参しましょう。機内の毛布は予備の搭載数に限りがあるため、リクエストしてももらえないこともあります。



外国人は暑がりな人が多いため、外資系の航空会社では若干低い温度に設定されていることも多いです。
また、膝掛けとしても使える大判ストールは、ビーチでのラップスカートやホテルでの羽織ものとしても活用できる万能アイテムです。


歯ブラシ&マウスウォッシュ


長時間フライトでは、口の中がネバついて不快に感じることがあります。国際線の多くはアメニティセットに歯ブラシが含まれていますが、LCCや短距離フライトでは配布されないことも。



海外の歯ブラシは日本の歯ブラシのようにキレイに磨けるとも限りません。
携帯用の歯ブラシセットやマウスウォッシュを持参すると、いつでも口内をリフレッシュできて快適です。
100ml以下の化粧品・スキンケア(透明ジッパーバッグに収納)


機内持ち込みの液体物は、1本あたり100ml以下、かつ合計で1Lの透明ジッパーバッグに入る量までと制限されています。化粧水や乳液など、機内で使用する分は小分け容器に入れて持参しましょう。
機内は極度に乾燥するため、保湿力の高いクリームを使用すると、到着地でも肌の調子が良い状態を維持できます。



100円均一のボトルは気圧でキャップが緩みやすく、液体が漏れることがあります。
機内持ち込み用の液体物は、液が漏れないようにしっかり対策しましょう。
この商品は、漏れにくくかさばらないので、液体物の持ち運びにとても便利です!


リップクリーム&ハンドクリーム


機内の湿度は通常10〜20%前後と、砂漠並みの乾燥状態です。唇や手は特に乾燥しやすいので、保湿効果の高いリップクリームとハンドクリームは必携アイテムです。



敏感肌の私は、ハンドクリーム・リップクリームの代わりに馬油や椿油を愛用しています。
自然由来の成分でお肌に安心!肌の乾燥やヘアオイルとしても使えるので、便利です。




アイマスク&ネックピロー


長時間フライトで快適に睡眠をとるためには、アイマスクとネックピローが欠かせません。特に昼間のフライトや、明るい機内で休みたい場合はアイマスクが重宝します。



私は香り付きのホットアイマスクがお気に入りです。
ネックピローは空気で膨らませるタイプならかさばらず、使わない時はコンパクトにたためて便利です。


スリッパ


長時間フライトでは足が浮腫みやすく、靴を履いたままだと不快です。携帯用のスリッパを持参すれば、靴を脱いでリラックスできます。



ステイ先のホテルで足を休めたい時にも重宝します。
折りたたみ式のスリッパなら、かさばらずにバッグに入れておけるのでおすすめ。
耳栓 or ノイズキャンセリングイヤホン


機内では様々な騒音があり、リラックスや睡眠の妨げになることがあります。耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを使えば、周囲の騒音をシャットアウトできます。
特に赤ちゃん連れの乗客が近くにいる場合やエンジン音が気になる場合に重宝します。



「飛行機でオーディオを楽しみたいけど、有線だしノイズキャンセリング機能はついてないし、なんだか不便」という方には、「オーディオトランスミッター」が便利!
「オーディオトランスミッター」があれば、機内でもいつものワイヤレスイヤホンが使えます。


ちなみに、飛行機に乗ると気圧で耳が痛くなる人には、「イアプレーン」がおすすめ。CAも使ってます。


機内エンタメ用タブレット・本(映画や音楽を楽しむ)


国際線の多くは機内エンターテイメントシステムが充実していますが、LCCや短距離便では提供されないことも。タブレットや電子書籍リーダーに映画や本をダウンロードしておくと、フライト中も退屈しません。
また、長時間のフライトでは映画を2〜3本観ても時間が余ることもあるので、複数のエンターテイメントを用意しておくと安心です。
ボールペン


ボールペンは入国カードや税関申告書の記入に必要です。機内にも数本搭載されていますが、全員分が用意されているわけではありません。
機内で書類を書けなかった場合は、到着後の到着カウンターで書類を記入することになり、時間を無駄にしてしまいます。



CAから私物のボールペンを借りたときは、しっかり名前を確認しておいて、「借りたCAさん」に返してくださいね。
旅行中のメモ書きや、緊急時の連絡先を書き留めるのにも役立ちますので、1本は持っておきましょう。
1日分の下着


万が一、受託手荷物が遅延や紛失した場合でも、最低限の着替えがあれば安心です。特に下着は清潔に保ちたいものなので、1日分は機内持ち込み手荷物に入れておきましょう。
コンパクトな下着なら、ほとんど場所を取らずに持ち込めます。



余談ですが、以前外資系の航空会社を利用してロストバゲージした際には、1日分のセット(Tシャツ・パンツ・歯ブラシ・化粧水など)が入ったポーチをくれました。
着圧ソックス


長時間のフライト中は、同じ姿勢でいることが多く、足の血行が悪くなりがちです。着圧ソックスを履くことで、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)のリスクを軽減できます。
特に妊娠中の方や、むくみやすい方、高齢の方には強くおすすめします。


帽子・サングラス


到着後すぐに観光へ行く場合や、日差しの強い国への旅行では、帽子とサングラスが重宝します。特に紫外線の強い国では、肌や目を守るために必須アイテムです。
飛行機を降りたらすぐ移動する場合には、あらかじめ手元に用意しておく方が良いでしょう。サングラスは寝不足で目が充血している時にも役立ちます。
女性の海外旅行必需品チェックリスト【受託手荷物】


受託手荷物(預ける荷物)には、機内で使うことはないけれど滞在場所で使うものを入れましょう。海外で必要なものや私自身が「これがあったら便利だった!」と思ったものを中心に紹介します。


受託手荷物に入れておきたいアイテム11選
まずは、ぜひともスーツケースの中に入れておきたいアイテムを紹介します。
- 着回ししやすい洋服(シワにならない・速乾性あり)
- 下着類
- パジャマ
- 生理用品
- 折りためるバッグ・エコバッグ
- 圧縮袋・圧縮バッグ
- 防犯バック(スリ・盗難対策に必須)
- スキンケア用品(化粧水・乳液・日焼け止め)
- 変換プラグ&延長コード
- コンタクトの洗浄液
- ジップロック
さっそく、一つずつ見ていきましょう。
着回ししやすい洋服(シワにならない・速乾性あり)


旅行中は意外と同じ服を着ることが多いものです。シワになりにくく、洗濯してもすぐ乾く素材の服を選ぶと便利です。特にポリエステル混やジャージー素材は、シワになりにくく乾きやすいのでおすすめです。
ベーシックなカラーのトップスに、柄物のボトムスやスカーフなどの小物で変化をつけると、少ない服でも着回しがきき、写真映えも良くなります。
下着類


旅行日数分の下着を用意しましょう。ただし、長期旅行の場合は、現地で洗濯することを前提に、数日分だけでも大丈夫です。速乾性の高い素材の下着なら、夜に手洗いしても翌朝には乾いていることが多いです。
また、予備の下着を1~2枚余分に持っていくと安心です。特に生理中の方は多めに持参しましょう。
パジャマ


日本のホテルとは異なり、海外のホテルではパジャマが用意されていないことがほとんどです。薄手のTシャツとハーフパンツなど、かさばらないパジャマを持参しましょう。



私は睡眠時間を重要視しているので、疲労回復効果があると言われている「パジャマ」を持参します!
このパジャマがあれば、安眠間違いなし!翌日も張り切って観光できます。


生理用品


海外では日本のような高品質な生理用品が手に入りにくいことがあります。また、海外旅行中は環境の変化でホルモンバランスが崩れ、予定外に生理が来ることもあります。
いつもの生理用品を多めに持参し、万が一に備えておくと安心です。防水ポーチに入れておくとなお良いでしょう。
折りたためるバッグ・エコバック


旅行中にお土産や買い物をすると、帰りの荷物が増えることがほとんどです。コンパクトに折りたためるバッグを持参しておけば、帰国時の荷物増加に対応できます。
エコバッグやショッピングバッグだけでなく、簡易的なボストンバッグやバックパックなど、ある程度容量のあるものを選ぶと安心です。ブランドのショッパーを持ち歩く観光客はスリに狙われやすい傾向があります。



海外でブランドものを購入する予定がある場合は、購入後に入れ替えられるバッグを持参することをおすすめします。
海外では買い物袋が有料の国が多いです。急な買い物にも対応できるよう、コンパクトなエコバッグを常にカバンに入れておくと良いでしょう。


圧縮袋・圧縮バッグ


衣類は圧縮袋や圧縮バッグを使うことで、通常の半分以下のスペースにまとめられます。特に冬の旅行でコートやセーターなどかさばる衣類がある場合に重宝します。



ただし、圧縮しても重量は変わりません。


防犯バック(スリ・盗難対策に必須)


海外では、観光地や公共交通機関でスリや置き引きの被害に遭うリスクがあります。チャックがしっかり閉まるバッグや、斜め掛けできるショルダーバッグを選ぶと安心です。
貴重品は体の前で持ちリュックは前に抱えるなど、基本的な防犯対策を心がけましょう。防犯ポーチを使用するのもおすすめです。



私は、このセキュリティポーチを使って管理しています!


スキンケア用品(化粧水・乳液・日焼け止め)


海外では水質や気候が変わるため、肌トラブルが起きやすくなります。なるべく、普段使い慣れているスキンケア用品を持参すると良いでしょう。
特に乾燥地域に行く場合は、高保湿タイプの化粧水や乳液を。日焼け止めはマストです。



預け入れの荷物なら、100mlの容量を超えていても大丈夫です。
ただし、気圧の変化などで液体が漏れることがあるので、ジップロックなどに入れておきましょう。
変換プラグ&延長コード


渡航先のコンセント形状に合わせた変換プラグは必須です。主な形状としてはCタイプ(ヨーロッパ)、Aタイプ(北米)、BFタイプ(東南アジア)などがあります。
各国のプラグタイプと電圧・周波数
プラグタイプ | 主な形状の特徴 | 主な使用国・地域 | 電圧(V) | 周波数(Hz) |
---|---|---|---|---|
Aタイプ | 平行な2本ピン | 日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、台湾、フィリピンなど | 100~127V | 50 / 60Hz |
Bタイプ | Aタイプ+丸い接地ピン | アメリカ、カナダ、メキシコなど | 100~127V | 60Hz(主に) |
Cタイプ | 丸ピン2本 | フランス、ドイツ、スペイン、韓国、ベトナム、タイなど | 220~240V | 50Hz |
SEタイプ | Cタイプよりピンが太い | ドイツ、ロシア、フィンランド、オーストリアなど | 220~240V | 50Hz |
BFタイプ | 3本の角ピン(三角配置) | イギリス、香港、マレーシア、シンガポール、UAEなど | 220~240V | 50Hz |
B3タイプ | 丸ピン3本(逆三角形配置) | インド、スリランカ、ネパールなど | 230V | 50Hz |
Oタイプ | 平行な2本+接地ピン | タイ、ラオスなど | 220V | 50Hz |
O2タイプ | Oタイプの改良版 | タイ(新しい建物で採用) | 220V | 50Hz |
Iタイプ | ハの字型2ピン+接地ピン | オーストラリア、ニュージーランド、中国、アルゼンチンなど | 220~240V | 50Hz |
Gタイプ | 太い3ピン(縦配置) | イギリス、マレーシア、シンガポール、UAEなど | 220~240V | 50Hz |
Dタイプ | 丸ピン3本(三角形配置) | インド、スリランカ、ネパール(旧式、B3と混在) | 220~240V | 50Hz |
マルチタイプの変換プラグを1つ持っていれば、世界中のほとんどの国で対応できて便利です。スマホやノートパソコンなどは多くが「100~240V対応」なので、変換プラグだけで使えます。
念の為、使う前に機器のアダプタに書かれた入力電圧表示を必ず確認しましょう。



日本の電圧は100Vと世界的に見て低めなので、電圧が異なる国では変圧器が必要な場合があります(特にドライヤーやヘアアイロンなど)。


また、海外旅行には延長コードがあると本当に便利です。ホテルは欲しい場所にコンセントがなかったり、数が足りなかったり。
でも延長コードがあれば、スマホやカメラなど複数の機器を同時に、枕元など好きな場所で充電できます。
コンタクトの洗浄液


コンタクトレンズを使用する方は、洗浄液を持参しましょう。
海外では慣れた商品が手に入りにくいことがあります。また、ハードコンタクトの場合は特に専用の洗浄液が必要です。目に入れるものを扱うものだからこそ、少し荷物になっても安全第一です。
ソフトコンタクトの方は、使い捨てタイプを多めに持参するか、100ml以下の小分け容器に洗浄液を入れて持参するのがおすすめです。
ジップロック


ジップロックは旅行中の万能アイテムです。サイズ違いを数枚持参しておくと、旅行中のちょっとした困りごとを解決できます。
- 化粧品・洗面用具の小分け&液漏れ防止
- 濡れたもの・汚れたものの収納
- スマホや電子機器の簡易防水に
- 食品の持ち運び・保管
- 小物類(アクセサリー、常備薬、充電コード、チケット、レシートなど)の整理・分類
- 衣類の簡易圧縮袋
アイデア次第で様々な使い方ができるのがジップロックの魅力です。
受託手荷物に入れておくと便利なアイテム7選
次は、必ず必要と言うほどでもないけれど、預け入れの荷物に入れておくと便利なアイテムを7つ紹介します。
どのアイテムも、私自身がよく持ち歩いていたものです!では、詳細を確認していきましょう。
ミネラルウォーター


東南アジアやインド、アフリカなど、水道水が飲めない国も多いです。現地でミネラルウォーターを購入することもできますが、到着後すぐに必要な場合のために、ペットボトル1本程度を持参しておくと安心です。
特に夜遅くに到着する場合や、翌朝早くに出発する場合は、コンビニやスーパーに行く時間がない可能性もあります。



特に中国・インドへのフライトの時は、2リットルのペットボトルを持って行き、うがいや洗顔もミネラルウォーターを使用していました。
エアタグ(スーツケースの紛失対策に)


スーツケースが紛失した場合の備えとして、AppleのエアタグやSamsungのGalaxy Smartなどの追跡デバイスをスーツケースに入れておくのがおすすめ。
これらのデバイスがあれば、スマホアプリで荷物の位置を確認できます。



実際にロストバゲージになった時、自分の荷物がどこにあるのかがわかっただけでも安心でした。
特に乗り継ぎがある場合や複数の航空会社を利用する場合は、荷物が行方不明になるリスクが高まります。万が一の時のために備えておくと良いでしょう。




バスタオル


海外のホテルやホステルでは、バスタオルが提供されない場合や、質の悪いタオルしかない場合があります。また、ビーチやプールに行く予定がある場合は、専用のビーチタオルを持参すると便利です。
バスタオルほどでなくても、少し大きめのタオルが一枚あると安心です。マイクロファイバー素材の速乾タオルなら、かさばらずすぐに乾くので旅行に最適です。



私は「ハホニコ」さんのタオルを愛用しています。海外のドライヤーの風量が弱くて使い物にならない時にも助かってます!


ポケットティッシュ・ウェットティッシュ


海外ではトイレにペーパーが設置されていないこともあります。また、飲食店でナプキンが足りない場合や突然の鼻水、汗を拭うなど様々なシーンでティッシュが必要になります。
かさばらないポケットティッシュを数個持参しておくと、いざという時に役立ちます。
さらに、外食時の手洗い・観光中の汗拭き・トイレの便座拭きなど様々な場面で、ウェットティッシュが大活躍。特に衛生環境が気になる国や地域では必須アイテムです。
個包装タイプなら乾燥しにくく、必要な分だけ取り出せるので便利です。
カイロ


寒い国への旅行や冬季の旅行では、使い捨てカイロがあると重宝します。特に暖房設備が十分でない場合や、急な寒波に見舞われた場合に役立ちます。
夏場はあまり使う機会がないかもしれませんが、環境の変化などで体が冷えてしまった時のお守りがわりに、スーツケースに入れていました。



東南アジアは熱い国ですが、部屋は冷房でキンキンに冷えています。冷房を切ると虫が出るので、案外カイロが重宝しました。
割り箸


海外のファストフード店やテイクアウト店ではカトラリーが提供されないことがあります。割り箸があれば、急な食事にも対応できます。
日本人なら、箸があると食事がしやすい場面も多いです。
フラットシューズ


海外の街は石畳だったり、道がデコボコしていたりしており、足元が悪いことも多いです。そして、観光で一日中歩き回ると、思った以上に足に負担がかかります。
そのため、普段の街歩きは断然スニーカーがおすすめ! 疲れにくく、どんな道でも安心して歩けます。
しかし、せっかくの海外旅行。ちょっとおしゃれなレストランで食事を楽しむ機会もあるかもしれません。そこでおすすめなのが、サブの靴として「フラットシューズ」を1足持っていくことです。



TPOに合わせてきちんと感も出せます!
フラットシューズなら歩きやすいだけでなく、コンパクトで軽いのでスーツケースに入れてもかさばりません。
まとめ|海外旅行の持ち物を完璧に準備して快適な旅を!


海外旅行の持ち物リストは一見複雑に思えますが、しっかり準備すれば安心して旅を楽しめます。
本記事のチェックリストを参考に、必要なものと便利なものを区別してパッキングしましょう。
最も重要なのは、パスポートやクレジットカードなどの貴重品を機内持ち込み手荷物に入れること。また、現地の気候や文化に合わせた服装を選び、最低限の衛生用品や医薬品を持参することも大切です。
「必要最低限」と「快適さのための便利グッズ」のバランスを考えながら、あなたの旅行スタイルに合ったパッキングを心がけてください。そして何より、素敵な旅の思い出を作ることを第一に考えましょう!
準備万端で海外旅行に出かけて、素敵な体験をたくさん持ち帰ってくださいね。
女性向け海外旅行の持ち物に関するQ&A


海外旅行の持ち物について、よくある質問にお答えします。
- 海外旅行の持ち物を最小限にするコツは?
-
着回しできる服を厳選し、トラベルサイズのアイテムを活用するのがポイントです。
- 洋服の色を統一する: 同じ色合いの服なら組み合わせやすく、少ない枚数でもバリエーションが作れます。
- マルチに使えるアイテムを選ぶ: 例えば、大判ストールは肩掛け・膝掛け・スカートなど様々な用途に使えます。
- 圧縮袋を活用する: 衣類は圧縮袋を使うことで、かなりスペースを節約できます。
「本当に必要か?」を各アイテムについて自問自答することで、不要なものを見極められます。少し迷うアイテムは、現地で調達できるものなら持っていかないという方法もあります。
- 海外旅行の機内持ち込みできるスキンケア用品の容量は?
-
国際線の機内持ち込み手荷物の液体制限は、一般的に以下のとおりです。
- 各容器は100ml(または3.4オンス)以下であること
- すべての液体容器は、1リットル(約20cm×20cm)の再封可能な透明プラスチック袋に入れること
- 1人につき1袋まで
化粧水や乳液などのスキンケア用品は、100ml以下の小分け容器に入れて、透明なジッパーバッグにまとめる必要があります。
- 海外旅行の防犯対策は?
-
- 防犯リュック/バッグ: 内側にチャックやポケットがあり、外からは開けにくい構造のバッグ。背負っている側ではなく、体の前で持つと安全です。
- 首下げ型パスポートケース: 洋服の内側に入れて使用する、首から下げるタイプのポーチ。パスポートや現金など貴重品の保管に最適です。
- スキミング防止カードケース: ICチップ付きクレジットカードの情報を不正に読み取られるのを防ぐための専用ケース。
- スマートフォン追跡アプリ: スマホを紛失した場合に位置を特定できるアプリを事前にインストールしておくと安心です。
また、夜間の一人歩きを避ける・貴重品は分散して持ち歩く・現地の治安情報を事前に調べるなど、基本的な防犯意識も大切です。